園日記

心のばんそうこう

園日記

らいおんぐみさんと言葉についてのお話をしました。

 

心に見立てたハートの形を用意し、ちくちく言葉を並べました。

「きらい」「もう遊ばん」「無理」…たくさんのちくちく言葉を聞くとハートに穴があいていきます。

たくさん開いた穴には優しい言葉を添えてばんそうこうを貼っていくと、穴がふさがっていきました。

 

 

「この傷ってすぐ直るのかな?」そう問いかけると、「ばんそうこう貼ったから大丈夫!!」「穴はふさがったから治ったよ♡」そう子どもたちが言うので、後ろを見てみると…

 

穴はふさがっていませんでした。

 

その心が穴の開いたままでは、いつか真っ黒になってしまい、

 

優しい言葉や優しいきもちを投げかけても、なにも見えなくなってしまうこと。

だからこそ、穴があいた心には早く“優しい心のばんそうこう”を貼ってあげないと、穴はどんどん大きくなり、心が黒くなってしまうことを話しました。

 

そこで、みんなで優しい言葉をかけながらばんそうこうを貼りました。

「擦り傷と同じように、心も時間をかけてゆっくり治っていくんだよ」そう伝えると、「だって傷はなかなか治らんもんね!」とけがをした時の記憶と重ね、感じてくれていました。

 

そのあと、子どもたちのやりたいあそびが、参加していない子たちにも危険だった時、「危険だから駄目だよ!!」と先生が注意したら、それは遊びたい気持ち心を傷つけているのか?と子どもたちと一緒に考えました。

 

思いついたお友だちが、自分の考えを発表してくれました。

 

 

「それは傷つけている」という意見と「先生はみんなを守ってくれているから悪くない」と2つの意見に分かれました。

そこで、先生に「どうして止めるのか?」を聞いてみると、「大切なみんなを守りたいから。遊びたい子だけじゃなくて、そのほかの子たちも含めてみんなが大切なんだよ。」と子どもたちにまっすぐ気持ちを伝えてくれました。

 

先生が「ダメだよ」という時には必ず理由がある事、子どもたちの思いがかなえられないときには先生も心を痛めている事を知り、子ども達は先生のもとに集まり、ギューっとハグをして先生の心にばんそうこうを貼りました♡

子ども達の「やってみたい」「○○したい!」という意欲は成長の大切な原動力です。
一方で、安全に遊べる環境を整えることも保育者の重要な役割です。
先生たちが子どもたちの思いと安全面の両方をどれだけ大切にしているのか、そのことが子どもたちにも伝わり温かい時間になりました。